プログラムの意義

20年後の富山は、
日本の多くの地方と同様に、
人口減少と高齢化
がさらに進行すると見込まれます。

この変化により、これまでの経営の前提となっていた国内市場は縮小し、
労働力の確保は一層難しくなっていきます。

こうした環境変化のもとでは、
事業の継続や成長に
関わる課題が複雑化し、
企業単独の取組
だけでは対応が難しい
場面が増えていきます。

そこで本プログラムは、
中堅・中小企業のリーダー
とともに、
人口減少により人材や市場などが
縮小する社会を前提に、

多様な主体がつながり、
それぞれの強みを活かし合う
「共創」を通じて、
企業と地域がともに
生き残り、成長する道
を探究します。

プログラム名と、ロゴに込めた
想い

PROGRAM NAME

「富山」+「共創」

「富山」と「共創」という二つの意味を重ねた言葉です。
「富山を創る、富山から創る」、そんな想いを込めました。

F = Future(未来)

短期的な成果にとどまらず、20年後を見据えた中長期的な視点で、自社と地域のあり方を考えます。

U = Unite(つながる)

企業、大学、行政、地域団体など、立場や分野を越えた連携によって、新たな可能性を生み出します。

S = Society(社会)

自社の成長だけでなく、地域社会や公共性との関係性を意識した経営や行動を重視します。

O = Outcome(変化)

議論で終わらせるのではなく、行動の変化や社会的価値の創出につなげていくことを目指します。

FUSO(富創)ロゴの成り立ち

LOGO CONCEPT

今回のプログラムを通し、最初の小さいアクションが徐々に広がり、やがて大きいインパクトになる。そんな想いを込めました。
副次的な意味として、Wifiを模し、
「発信していく=リーダー」という要素も兼ね備えております。

フォルムは「富」という漢字から発想されています。
また、カラーのグラデーションは、段階的に目標へと進む姿を表現。
一歩ずつ行動を積み重ねていくことで富山を創るという意味を込めています。

FUSO(富創)プログラム開発者インタビュー

Q

「FUSO(富創)」立ち上げの背景・目的を伺えますか?

向野さん
向野さん
A

業種も規模も超え、未来を語り合う「場」を創る。

北陸地域では、全国と比べても早いペースで人口減少が進んでおり、経済産業省としても地域経済の将来に強い危機感を抱いています。このような構造課題の解決に向け、政府や大学が持つ強み、例えば、政府が持つ多様な情報やネットワーク、大学が持つ体系的な学びの場などを積極活用することが重要と考えています。 このような認識の下、2025年2月に富山大学地域連携推進機構と包括連携協定を締結しました。地域経済を支える多くの企業は、人材不足のみならず、様々な経営課題に直面しています。先行きが不透明で、難しい舵取りが求められる中、今回立ち上げたFUSOは、地域の未来、自社の未来を見据え、業種・業態・企業規模を超えて、様々な方が集うコミュニティと位置づけています。FUSOにおいて、参加者が未来を語り、互いに刺激を受けながら研鑽を積む場となることを狙いとしています。

Q

なぜ「FUSO(富創)」に取り組むのですか?

向野さん
塩見さん
A

学生の大学から、地域の大学へ。

私の所属する地域連携戦略室は、地方創生を契機に設立された組織です。
この10年間、さまざまな取り組みを進めてきましたが、人口減少の流れを大きく変えるまでには至っていません。そこで、これまでアプローチができていなかった「地域の中堅・中小企業」に着目し、企業リソースを地方創生につなげることを考える場としてFUSOを立ち上げました。同時に、地方の大学そのものも大きな転換期を迎えています。大学進学者数が減少していく社会において、大学は学生のための存在だけではなく、地域で働き、暮らす人々に向けてリカレント教育の場を提供していくことが求められています。FUSOは、地域に根ざす大学として、地域から必要とされる存在であり続けるための取り組みでもあります。

Q

なぜ「共創」なのですか?

塩見さん
塩見さん
A

「共創」は、企業が生き残るための成長戦略。

企業の成長戦略には、新規事業の開発、海外展開、DXの推進など、さまざまな選択肢があります。
その中で私たちは、地域に根ざす企業にとって、地域との関わり方そのものを成長戦略の一部として捉える視点が重要になると考えています。
「共創」は、企業が多様な主体と関わり合いながら、新たな価値を生み出していくアプローチです。企業の成長につながるだけでなく、地域の持続性にも寄与する点に大きな意義があります。FUSOでは、企業の成長と地域の将来の両方に資する考え方として、「共創」を重視しています。

Q

なぜ「20年後」なのですか?

塩見さん
塩見さん
A

「夢」と「リアリティ」がバランスする、時間軸。

10年後は、現在の事業や組織の延長線で考えやすく、発想が短期的になりがちです。一方で30年後になると、社会や技術の不確実性が大きく、現実の経営判断や行動と結びつけることが難しくなります。
その中で20年後という時間軸は、夢とリアリティのバランスが取れ、将来像を具体的に構想できる距離だと考えています。FUSOでは、20年後の自社と富山の姿を思い描くことで、長期的な視野で考え、いま何を選び、どのように行動すべきかを見つめ直すことを大切にしています。

Q

「FUSO(富創)」参加者の皆様にメッセージをお願いします

向野さん
向野さん
A

「地域の牽引者」を目指す、あなたへ。

参加者同士はもちろん、地域内外の様々なバックグランドをもつ多様な講師陣、企画運営を担う富山大学、我々経済産業省、さらには富山大学の学生の皆さまが一堂に会し、各人の強みを活かして共創することで、富山の今を知り、より良い富山の未来を創るための道筋を明らかにする、そして富山から日本を盛り上げていく。このような大きな動きになっていくことを期待しています。将来、ご自身が地域の牽引者になりたいとの強い意欲をもって、ご参加して頂ける方をお待ちしています。一方で、自社の経営や日常業務を抱えた、大変多忙な状況でありますので、まずはこの7ヶ月、本プログラムを楽しんで頂き、ご自身の意識や行動の変化につながれば、我々にとっても、至極の喜びです。